毎朝、頭痛がしたり、腰や股関節が痛かったり、気分が落ち込んだり、イライラしたり・・・
「あ~今日は調子いい!」ってことがなくなってきました。
病院へ行っても結局大きな病気でないので、薬だけ処方していただいて帰ってくる感じです。
薬も大事ですが、日々の生活に香りを取り入れることで、ココロと身体をリラックスさせてはいかが?
アロマコーディネーターの資格を持つ私が、3つのアロマオイルを紹介しますね。
皆さんのイライラ解消の参考になればうれしいです。
更年期に香りは効果的なの?
更年期になると卵巣機能が衰え、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが急激に減少します。
そのために脳が指令を出しても、エストロゲンは分泌しないので脳が混乱し、ホットフラッシュや頭痛、腰痛、肩こり、めまい、吐き気、情緒不安定、うつ状態などの不定愁訴がおこりやすくなるのです。
更年期の症状と香りって何か関係があるの?
関係あるんですよ!
それはアロマオイルの香りの伝わり方に秘密があるのです。
アロマオイルの香りを鼻から吸い込むと、香りの情報は脳内の「大脳辺縁系」に伝わります。
その速さは0.2秒以下なんですって!
「大脳辺縁系」には感情の中枢である偏桃体や記憶の中枢である海馬があり、香りをかぐとこれらの部位が刺激されます。
また、香りの情報は、「大脳辺縁系」の視床下部にも伝わり、自律神経の働きを調整し、体温調整や睡眠、内分泌系(ホルモン)の中枢も刺激します。
つまり、香りの情報は鼻から脳に伝わり、感情や記憶、自律神経、ホルモンを刺激するため、更年期の様々な不快な症状を軽減する効果があると考えられるのです。
オススメのアロマオイル
1 真正ラベンダー
学名:Lavandula angustifolia(ラウァンドゥラ アングスティフォリア)
科名:シソ科
香りの特徴:草の香りがほのかに漂うフレッシュで甘い香り。
作用:副交感神経を活性化し、自律神経系のバランスを整える。
脳内のセロトニンの分泌を促す。
鎮静作用があり、頭痛や肩こり、筋肉痛の緩和、不眠・抗うつなどに用いられる。
注意点:高濃度で使用すると覚醒し、眠れなくなることがあります。
低血圧の方は感覚が少し鈍化して、眠くなることも。
私の場合、ラベンダー香りをかぐと心が安定してきます。
睡眠前に枕に1~2滴おとしてから寝ています。
2,クラリセージ
学名:Salvia sclarea(サルウィア スクラレア)
科名:シソ科
香りの特徴:さわやかな甘さにスパイシーな香りを含んだ温かみのある香り
作用:エストロゲンという女性ホルモンと似た構造の成分「スクラレオール」が含まれている。
そのため、PMS(月経前症候群)月経トラブルや更年期症状の緩和に役立つ。
血行を促進して体を温める作用があるため、冷えや肩こり、頭痛に効果がある。
気持ちを癒やし、安心感を与えてくれるので、ショック・緊張・悲しみ・孤独感・不安感・
うつ気分など様々なストレスに対応することができる。
注意点:高濃度、長時間の使用に注意して下さい。また、集中力が必要な時や飲酒前後の摂取は控えてください。
てんかん症状、アレルギーのある方は医師にご相談を!
更年期症状の緩和といえば「クラリセージ」。
血行促進の作用もあるんですよ。
更年期症状の緩和に役立つ香りなのは知っているけれど・・・
私はクラリセージの香りが苦手。
人によって好きな香りは違うので気にしないで大丈夫。
自分にとって心地よい香りを選べはいいわよ。
3 ゼラニウム
学名:Pelargonium graveolens(ペラルゴニウム グラウェオレンス)
Pelargonium asperum(ペラルゴニウム アスペルム)
科名:フウロソウ科
香りの特徴:バラに似た香りの中にミントを混ぜたような重厚感のある甘い香り
作用:落ち込んだ気分を明るくし、ホルモンバランスを整え婦人科系の症状の緩和に役立つ。
更年期症状を和らげたいときにも有効。
血液循環を促し、リンパの滞りをよくしてむくみの解消を促す効果も期待できる。
注意点:刺激性があるので、敏感肌の人は低濃度で使用して下さい。
ホルモンバランスが崩れた時に、ゼラニウムの香りをかぐと
ス~ッとしつつも甘い香りが広がって落ち着いてくるわ。
アロマオイルの楽しみ方
1 香りを拡散させる
ディフューザーやアロマランプ、アロマストーンなどを使用して、香りを拡散し、ゆっくり深く呼吸をしてみましょう。
ティッシュやハンカチにオイルを1~3滴たらすだけでもオッケーですよ!
2 手浴・足浴
バケツや洗面器にお湯をいれ、オイルを2~3滴たらします。
お湯をかきまぜながら、リラックスして手足をいれてみましょう。
熱いとやけどしますので、温度は調節してくださいね。
3 アロマバス
天然塩やキャリアオイル(10㎖)にオイル1~5滴を混ぜ、浴槽のお湯に入れます。
リラックスして、深く香りを吸い込みましょう。
ちなみに、キャリアオイルというのは、アロマオイルを安全な濃度まで薄める材料のことよ。オリーブ油・スウィートアーモンド油・ホホバ油・ココナッツ油などがあるわ。
アロマオイル使用にあたっての注意点
一般にアロマオイルと呼ばれるものは、合成香料の製品も含まれますが、当ブログでは香りだけでなく効能も期待できる100%の純粋なオイルを指しています。
100%のオイルは成分が濃く、パワフルなので以下のことに注意して安全に使用して下さい。
・アレルギーや敏感肌の方は使用前にパッチテスト(腕の内側に薄めたオイルを塗り1~2日後に肌の状態を見る)を行ってください。
・乳幼児、妊婦、高血圧、てんかんの方には使用できないオイルもあるので、確認してください。
・光毒性(肌につくと紫外線と反応してしみができたり、肌のトラブルを起こす性質)があるオイルもありますので、使用するときには注意してください。
まとめ
今回は3つのアロマオイルを紹介しました。自分が好きな香りを選んで、まずは大きく深呼吸!
ココロや身体に元気をもらえるオイルが見つかると、毎日の生活が変化し、今よりも笑顔が増えていくはず!
毎日忙しい揺らぎ世代だからこそ、ぜひ、生活の中に香りを取り入れてみて下さい。
それでは!
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